1万円札の渋沢栄一はどんな人?

平成31年(2019年)4月9日に、1000.5000.10000円の紙幣が新しくなると発表されました。実業家の渋沢栄一が1万円札の肖像となります。

渋沢栄一と聞いて、名前は聞いたことあるけど、どんな事をしたのかは分からないという方も多いでしょう。少し調べてみました。

渋沢栄一はどんな人?

日本の資本主義の父

渋沢栄一は日本における資本主義の父と言われています。もう少し噛み砕くと、現在私たちが暮らしている経済の仕組みの基礎を作ったすごい人です。

埼玉県深谷市に天保11年、1840年に生まれ、昭和6年、1931年に亡くなりました。91歳と、かなりの長寿でした。

歴史の教科書に載っている1867年のパリ万博にも行っています。ちなみにこの時日本は江戸時代、徳川慶喜将軍の時代でした。

渋沢栄一は何をしていた人なのか

渋沢栄一の活動は様々ですが、おそらく今回評価されたのは社会貢献の功績でしょう。

彼の時代は財閥が始まる時でした。三井財閥、安田財閥、住友財閥は今も目にすることの多いと思います。彼の功績は十分に財閥を築けるほどでしたが、作りませんでした。この自分の利益ばかりを追い求めない姿勢が、彼が現在でもとても尊敬されている大きな要因です。

ちなみに彼が設立に関わった会社は500以上と言われていて、wikipediaに書いてあっただけでも(以下引用)

第一国立銀行ほか、東京瓦斯、東京海上火災保険、王子製紙(現王子製紙・日本製紙)、田園都市(現東京急行電鉄)、秩父セメント(現太平洋セメント)、帝国ホテル、秩父鉄道、京阪電気鉄道、東京証券取引所、キリンビール、サッポロビール、東洋紡績、大日本製糖、明治製糖、澁澤倉庫など(引用ここまで)

現在でも大手企業ばかりです。この設立に関わった人です。凄まじい先見性と行動力ですね。